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バックパックのランキング（全タイプ, 総合スコア）
| 第17位 | Deuter Aircontact 50+10 |
| ドイター エアコンタクト50 |
 |
| 80.0 |
| 26,000円 |
| 背負い心地 | ||
| 詰めやすさ | ||
| 耐久性 | ||
| ユーザビリティ | ||
| 重量 |
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メーカー
ドイター（Deuter）は、1898年にハンズ・ドイターがドイツ南部のアウグスブルグで設立したアウトドアブランドで、主な製品は、バックパックとスリーピングバッグ。創業されたばかりのころは郵便局の集荷袋等を製造していましたが、次第に山岳用のバックパックを製造するようになり、1934年のドイツ隊のヒマラヤ遠征にドイターのバックパックが使われるなど山岳用バックパックメーカとしての地位を固めました。公式サイトによると、自転車専用のバックパックはドイターが最初に製品化したもので、またTUV（Technischer Uberwachungsverein：技術検査協会（ドイツの安全規格団体））承認のチャイルドキャリアと脊椎プロテクター内蔵バックパックもドイターが最初に開発しました。
良い点
フロント、ボトムとも
アクセスの開口部が大きい
レインカバー装備
悪い点
重い
ヒップポケットが1つしかない
耐久性（Durability）
かなり耐久性の高い素材が使われているパック。ボトムにはドイターデュラテックスと呼ばれる1000Dの耐摩耗性、引裂き抵抗の高いポリアミドファブリックスが、また本体にも330Dマイクリッププロ6,6と呼ばれる、こちらも引裂き強度が高くPUコーティングが施された素材が使われています。
背負い心地（Comfort）
背負い心地は、腰にあたるパッド(1)やヒップベルト (2)などが立体的な構造になっていて、背負ったときに腰周りを包み込むようにフィットしてくれます。
またショルダーハーネスも肩周りの形状に絶妙にフィットし、背負い心地が自然な感じ。今回使用したモデルは女性向けモデルのSL(スリムライン)で、これは男性向モデルに比べると、ショルダーハーネスがよりS字状にシェイプされ、女性の骨格に合わせてハーネスの幅、長さを細く短く、また肩幅も狭く作られています。
ウエストハーネスの取り付け位置も、やや斜め上にカーブされてセットされているらしく、小柄な体型の日本人には、この女性向けのモデルのほうが、より良いフィット感を得られる人も多いのではないかと思いました。
また各ハーネスは剛性感が高く、かっちりとした作りになっているので、荷物が重くなってしまったときにでも、荷物の重さに負けることなく、しっかりと体をホールドしてくれると思います。
背面パッドには中空フォーム(3)が使用されていて、直接体に当たる部分でも通気性を良くしています。実際にテストしたときにも、表面がメッシュ状になっているので通気性が良いのか、蒸れが軽減されているような印象でした。
またこのパックはDeuter Aircontact System(ドイターエアーコンタクトシステム)(4)というベンチレーションシステムを採用しています。これは通気性の良い中空フォームのパッドと、各パッド間に空気の通り道を設けることで、高い通気性を確保しているものです。
バリクイックシステム(5)と呼ばれるトルソー(背面長)調整システムは、マジックテープでワンタッチで調整ができるようになっていて、初心者にも簡単に調整できてしまうのが良い点。
1つだけ難点と挙げるとすると、ウエストハーネスは他のパックと比べて幅広に作られており、腰周りのホールド感を高めるようにしているのでしょうが、個人的にはやや幅が広すぎる感があります。また固さも若干固めで、荷物が重いときに腰骨の一部が若干痛くなってしまうような印象がありました。ヒップベルトの幅はもう少し細くても十分ホールドしてくれるのではないかと思います。
詰め易さ（Packability）
ミドルクラスにしては容量が大きいパックですので、パッキングも楽にできるのではないかと思います。
コンプレッションストラップ (1)は標準的な長さ。外付けは基本的にあまりしない方がよいのですが、スリーピングパッドやテントなどは留めることができる長さを確保しています。
アクセス(2)はフロントとボトムがあり、どちらも大きくUの字型に開くようになっていて、中のものがとても取り出しやすくなっています。特にフロントアクセスの開口部はかなり広く取られているので、中の物を取り出すときに、いちいちトップリッドを開けなくても、パック内のどの位置にもアクセスすることが可能。これほど大きく開くアクセスはなかなか無いのではないでしょうか。
ヒップポケット(3)は右側に1つのみですが、容量が大きく、アウトドアに使用するような多少大きめのデジカメや、行動食なども入るようになっています。行動中にパックを降ろさなくても取り出したり、収納できたりできるポケットがあるのは便利。このポケットは片側に1つしかなく、できれば両サイドにあるとより便利だったのではと思いました。
両サイドにあるサイドポケット (4)は、1ℓのナルゲンボトルを入れると、写真のようにボトルの肩まですっぽり入る深さが確保されています。またボトル入れたときにサイドコンプレッション下のストラップにかかるようになっていて、ストラップを締めるとボトルがしっかりと固定され、かがんだときに落ちてしまうことを防いでくれます。
コンパートメント (5)は1/2気室をボトムにあるジッパーで切り替えができるようになっています。コンパートメントの切り替えはストラップを使ったものが多いのですが、ジッパーだとワンタッチで簡単。
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ユーザビリティ（Ergonomics）
うれしいことにこのパックには、レインカバーが標準で装備されています。サイズはパックに対して大きめに作られているので、荷物が多少外付けされている状態でもその上からすっぽりと覆うことができます。CCフォームのマットなどはよく外付けされるものなので、レインカバーも多少は余裕があったほうが良いのだと思います。ちなみにカバーはボトムに収納されています。レインカバーも別売で買うと決して安くはありませんので、標準装備なのはとてもうれしいこと。フロントやボトムアクセスの開口部に使われているジッパーのツマミは、写真のようにサイズが大きく、グローブをしたままでもつかみやすくなっています。
重量（Weight）
重量は2,500gとこのサイズのパックにしてはかなり重め。ドイターのバックパックは基本的に、背面のパッドシステムやヒップベルトなどをしっかり作り込んでいる反面、やはり重量が重くなっているようです。他のメーカーの同じような容量モデルと比べて約1Kg近く重いので、パックの重量を気にするにする人にはマイナス面かもしれません。
まとめ
ハイキングやトレッキング、キャンピングなら夏なら3泊、冬でも2泊は余裕でできるパックになっています。サイドコンプレッションストラップ、ボトムコンプレッションストラップは共に長さも充分で外付けしやすいことや、ヒップポケットも容量が大きく、収納性とユーザビリティの高いパックです。またフロントアクセス、ボトムアクセス共に大きく開き、パック内部へのアクセスのしやすさもかなり優秀。
背負い心地は、立体的な背面形状と幅広のヒップベルトにより、パックの重量を腰を中心に体全体に効果的に分散させるとともに、独自のベンチレーションシステムが背中の蒸れを軽減させてくれます。全体的に重量が重いということを除けば、背負い心地の良さはもちろんのこと、耐久性や収納性が良く長期のキャンプも難なくこなすことのできるパックになっています。
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テスト完了後にレビューを公開しますのでお楽しみに！
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寝袋入門（基本/ヒートロス/選び方)
[ 2015/09/13 ]
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寝袋入門（公開予定）
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以下を近日中に公開予定です。
・寝袋の基本
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・寝袋の選び方
お楽しみに！
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[ 2015/09/01 ]
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寝袋入門を公開しました。
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・寝袋のEN Rating
・寝袋のバッフル
寝袋レビュー公開（7点）
[ 2015/08/17 ]
寝袋レビューを公開しました。 Marmot Always Summer、Montbell Super Spiral Burrow #3、Montbell Spiral Hollow #3、the North Face Aleutian 2、the North Face Dolomite 4、Mountain Equipment Helium Solo、Dunlop GFM36-400
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[ 2015/08/10 ]
寝袋レビューを公開しました。 Deuter Trek Lite +3、Berghaus Flare 1100、Montbell Spiral Down Hugger #5、Montbell Spiral Down Hugger #2、Dunlop EL-300、South Field SF432SB
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