いよいよ厳冬のフィールドテスト結果を発表したいと思います。
SOLエスケープビビーサックは厳冬にシュラフカバーとして使えるのか?
お正月に十勝岳で4泊キャンプしてきました。目的がSOL エスケープビビーをフィールドテストすることと他の冬マウンテニアリングギアをテストすることでした。テストしたギアはFacebookにかかれてありますので是非見て下さい。
Facebook: Test Gear List
もちろんサミットアタックをしたかったですが残念ながらずっと悪天候のためできませんでした。悔しいです。
さ。。。て。。。と。。。SOL Escape Bivy は。。。厳冬には。。。
無理です!
不思議な現象が起きました。テント内はもちろん結露が発生しましたがびっくりしたのはビビーの内側にも結露が発生しました。
1泊目は十勝岳まで行けず、豊浦周辺の森林で一泊しました。その時の気温は-7℃ぐらいでした。朝起きてビビーサックを見るとほんの少しの結露がビビーサックの内側に発生した。期待していた透湿性はそれほどではなかった。
2泊目と3泊目は十勝岳の避難小屋の近くにテン泊し、夜の最低気温は-17℃と-18℃でした。朝起きて、ビビーサックの内側を見るとびっくりするほど結露が発生し、まるで寝袋とビビーサックの間に雪が降っていた感じでした。写真にはちょっとわかりづらいかもしれませんが見えている水がビビーサックの内側です。(テントが赤い色で、ビビーサックの内側が銀色になっているため、赤い色が反射してビビーサックがオレンジぽくなっています。)
3泊目は足の部分と寝袋の上にかけて寝てみました。(このビビーサック、2枚を持って行きました。テスター2名でテストしていました。)普通に寝袋の上で寝ると朝になるとビビーサックがぐちゃぐちゃになっていました。役に立たず。。。足の部分だけを入れて寝てみるとやはりその部分に結露が発生しました。
結論
外気温が -5℃以下ですと使う物になりません。但し、外気温がプラスになっている時は良いと思います。ビビーサックの内側がアルミ蒸着加工されているので 2か3℃ぐらい暖かくなります。でも、厳冬はやめた方が良いです。
今度は Gore-Tex でできているシュラフカバーをテストしたいと思います。